冨田恵一

最初の打ち合わせで「Negiccoのこれまでを総括するような曲を」との依頼を受けた。この時点で曲の最初と最後のパートは思い浮かんだが、彼女たちのヒストリーをもっと知らなければいけない。お願いしてNegiccoのこれまでが詳細にわかる映像を頂き、ネットにあるいくつかのインタビューも読ませて頂いた。そうして長く一緒に活動してきたような気になり、そして応援しているみなさんの気持ちも共有できた気になって曲を作りました。そこにconnieさんのパーフェクトな歌詞(感動した)とNegiccoの最高の歌(感激した)が一緒になって完成したのが「雫の輪」です。
Negiccoのいままでとこれからを想いながら聴いてください。
冨田ラボ・冨田恵一
http://www.tomitalab.com/
音楽家、プロデューサー。
冨田ラボとして今までに5枚のアルバムを発表。
2016年発表の最新作「SUPERFINE」は、次世代アーティストと呼ばれる今を輝く若き才能たちと共に新たなポップスの頂きを目指し、
これまでの作品から大幅にリニューアルしたフレッシュな1枚。
音楽プロデューサーとしては、キリンジ、MISIA、ももいろクローバーZ、Uru、夢みるアドレセンス、矢野顕子、椎名林檎、bird、平井堅、坂本真綾、藤原さくら、Negicco、他数多くのアーティストにそれぞれの新境地となるような楽曲を提供。
自身初の音楽書「ナイトフライ -録音芸術の作法と鑑賞法-」は、2016年度横浜国立大学の入学試験問題にも著書一部が引用され採用。
1つの曲が出来ていく工程をオーディエンスの前で披露する “作編曲SHOW” の開催や、世界中から著名アーティストが講師として招かれることで話題のRed Bull Music Academyにてレクチャーなども行いつつ、音楽業界を中心に耳の肥えた音楽ファンに圧倒的な支持を得るポップス界のマエストロ。